ヨガでO脚が改善しなかった私が、今は改善できると思うわけ
数年前までは、ヨガをしているというと何でも全てが整っている人という印象を持たれていました。心も体も。
そんなわけがない。私に関しては。
インドで初めてヨガに出会って、インドと日本を行き来しながら2年間近くアイアンガーヨガを学び、帰国後はアヌサラヨガに出会って、インド哲学にも触れて、「人としてどうありたいか、ヨガを伝えていくあり方」を深く学びました。
その当時は、1日2時間ほど毎日練習していて、ポーズの熟練度はどんどん上がっていきました。しかし私の頑固なO脚は改善されず、「なぜ色々できることは増えていくのに、O脚は改善されないのだろう」と思っていました。
ヨガを始めた理由は「O脚をなおしたいから」とかではなかったのですが、「いつかやっていたら治るのかな」と思っていたら、その「いつか」がなかなか来ず。
そんな時Facebookで知人のピラティスインストラクターの方が『re・Frame Conditioning Academy』の石井定厚先生の「美姿勢美脚セミナー」を告知されていたので行ってみることに。
なんだ、そういう事だったのか!と目から鱗の内容で、セミナーが終わったあとにすぐに石井先生にメッセージをして、パーソナルの予約を取りました。それからというものヨガの学びだけでなく、様々な運動療法や徒手療法のセミナーに参加する日々が始まり、今でも継続して学んでいます。
最近の写真はちょっと頑張って寄せましたが、以前は寄せることすら出来ませんでした。

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色々やってきましたが、体がとても変わり出したと感じ始めたのは、体幹が入っている時とそうでない時の違いを、はっきりと感じられるようになった頃です。
呼吸のエクササイズや、施術で体幹を働きやすくしてもらった時の、全然力を入れようとしてないのに体が安定している感覚は、今まで自分で体幹トレーニングをしていた時の感覚とは全く違いました。不必要な力が抜けるようになって、体のつながりを感じられるようになりました。
まだまだ改善点の多い体ですが、下半身に問題があるからと股関節のトレーニングばかりするよりは、全ての関節の動きを適切にして、
ようにした方が良いなぁと感じる今日この頃。
ヨガでO脚が改善できなかったのは、私が持っていた運動のイメージが、機能的な動きからズレていたからというのが大きいです。なのでヨガでも、機能的な動きとその人が持っている運動イメージの擦り合わせを行い、その人に合ったヨガのアーサナを選ぶことで、O脚を改善することは可能だと思います。
この骨格に生まれてよかったとは思いませんが、同じ悩みを持ったクライアントさんに寄り添えることは多々あります。
1年くらい前からパーソナルに通われるようになったクライアント様は、人工股関節置換術をされていて、整形外科の先生にもO脚を指摘されていらっしゃいましたが、最近は「脚がまっすぐになってきたね」と褒められるそうです。
O脚であることが、若い頃は審美的な問題でも、年齢が高くなってくると変形性膝関節症の問題に。そしてひどくなれば手術。なるべく早い段階で適切なトレーニングをして骨の変形が起こらないようにできたら良いですね。
そして今回この投稿を書きながら感じたことは、自分の体に責任感を持つこと。投稿を書き始めた時から身が引き締まって、内転筋と大臀筋下部の筋収縮がとてもよく入るようになってきました!笑
意志の力が体に大きく働きかけることを実感した1週間です。
私は心も体も整っているわけではないです。
でも年を重ねても若い頃よりも動けるし、今の自分の方が好き。
ヨガに出会えて良かった。





