名前に込められたもの

今日はとても長いので
お暇でしたらどうぞ
         

下記は父の文章です
毎月「淡遠」という教本を創刊しているので
その中に載せてた一部分です

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陽は次女につけた名前です。
その頃は太陽の陽くらいしか知りませんでした。

熊谷守一の絵に「陽が死んだ日」という絵があります。
「死んだ次男のデスマスクを書いていたら、
いつの間にか絵を書いていたのに気がついて筆を置いた」
という文章と絵をみました。
そのことがすごく気になって、
自分に子供ができたら男でも女でも
「陽」にしようと思いました。
どんな思いだったのか鮮明には思い出せませんが、
守一のエネルギーや陽さんの命が
なにかの形でつながらないかなぁと、
思ったようでした。
         

そして字統に書かれている陽は
ヨウ ひ・ひなた・ひかり・あたたかい・いつわる
形声
声符は易。
易は台上の玉光が下方に放射する形。
玉光には魂振りとしての呪能があるとされた。
は神様が君臨する神梯の形。
陽はその神梯の前に玉をおく形で、
神の威光を示す字。
とありました。
         

太陽だと思っていたのが玉でした。
神様の威光をしめす字など思いもしないことです。
女はほとんど神様の世話をしたり、
降霊させたりするのです。
いったい神様って何なのでしょうね。
殷の時代ではつねに真ん中にいて、
生活のすべてにかかわっているのがよく分かります。
         

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私は太陽の陽なのに
太陽の様な明るさがないなぁ
と思っていたのですが
名前の由来や語源を知って
なるほどと思いました

そして初めて守一の写真を見た時に
ぐっと引き込まれて
家にある守一の本を全部一気に読んだのを
覚えています

不思議なことで世の中は成り立っているのですね

どうぞ
         

#守一がイケメンだからとかではないです
#森から出てきそう
#残り2週間くらい


2018-12-18 | Posted in BlogComments Closed 

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