5月17日から書展『手紙』スタート。
5月17日(火)からアクロス福岡で、
父が主幹を務める福岡書芸院の書展『手紙』が開催されます。
最近手紙をもらったのはいつですか?
便利なものが増え、日々の生活から手紙を書く習慣が少なくなりました。
しかし手紙が届けば嬉しいもの。
さらに筆で書かれた手紙は、日常に柔らかな時間を届けてくれるように思います。
というわけで、今回の書展のテーマは、『手紙』。
そして会場にはあまねや工藝店の川口さんがセレクトされた
日々の生活を豊かにする品々が並びます。
また最終日のパファーマンスは、
ガラクトーイを作られている森貴義さんに絵を描いてもらい、
会場に来られた方にも一文字書いてもらうという寄せ書きスタイル。
そしてもちろん、毎年恒例のお茶もあります。
父は古典の勉強をすることをとても大切にしています。
文字の由来を学んだり、昔の作品にたくさん触れ、そこから学ぶ。
良い悪いではなく、誰かの基準でもなく、
自分の好みの基準を知るには、まず見る力が必要となります。
以前父に、何故現代のものではなく、昔のものを見る必要があるのか聞いたら、
古い字を見て、その時代の様子に想いをはせること、
そういった時間そのものが既に豊かなものであるからと。
上手く書けることが大切なのではなくて、
字を書くことで、その人の日常が豊かになればそれでいいのだなぁと思いました。
日常の小さな出来事で私はきっと作られているので、
柔らかい人でありたければ、
柔らかな書や、モノに触れ、それを選ぶ。
目に触れるものを心地よいもので囲むことは大切なことですね。
今回の展覧会に向け、『日常』という小冊子を制作しました。
500円で販売致します。
みなさんの日常と、
書展『手紙』が重なりあい、
豊かな時間が生まれればと思います。
会期中に天神にお越しの際は、是非アクロスにも〜!!
書花茶 手紙 あまねや工藝店と共に
場所 アクロス福岡 交流ギャラリー2F
日時 2016年5月17日[火]~22日[日] 10:00~18:00 最終日は17:30迄
呈茶
13:00~16:00
17日 織・羅双樹 中本扶佐子
18日 福岡書芸院 前崎鼎之
19日 福岡書芸院 前崎鼎之
20日 肥後古流 松井適水
21日 表千家 山部洋子