美しさのベース。

幼い頃、新築のお友達の家に行き、
均一に揃った新しい家具や家を見て羨ましく感じました。

我が家は父の好きなモノで溢れています。
父も時代によって好きなモノが変わっているので、
日本の古いモノや、アフリカや様々な国のモノ。
色んなモノがあってガヤガヤしていると思っていました。

今日は、福岡書芸院の皆さまに混ぜてもらって、
熊本バスツアーに参加し、熊本国際民藝館を初体験。

2階に置いてあった蕎麦猪口を見て、
その美しさにフワッと内側が開いた感じがしました。

でもその感覚はきっと幼い頃から似た蕎麦猪口を
ずっと使ってきたからだろうと思います。
私が美しいと感じるもののベースは、
父のコレクションにあるのだということを、
民藝館に行って改めて実感しました。

たくさんの時代が流れているものや、
人の手を感じるものは、柔らかく温かいです。

幼い頃に使っていた似た椅子や、
ずっと家で使っている器などを、
家でなく民藝館で見てみて、
私はとても温もりのあるモノ達に囲まれて
暮らしてきたことに、気付かされました。

当たり前なガヤガヤした光景は、
固く決めつけないこと、
欠けてもいいことを、
ただそこにあることで教えてくれていたみたいです。

不揃いな良さ。
ガヤガヤバンザイ。

でも散らかし放題は別の話です。
ぷ(笑)。
image

フワッとなった蕎麦猪口の写真は撮り忘れました(笑)
これはなんだろう。
湯のみ?分かりません(笑)

みなさま、ガヤガヤした美しい月曜日を〜!


2015-09-07 | Posted in BlogComments Closed 

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