恐怖を感じるのは、心の奥底ではそれができるとわかっているから。

恐怖に対してどのようなイメージがあるか。
恐怖はなるべく避けたいものかもしれないが、「恐怖を感じるのは、心の奥底ではそれができるとわかっているから」らしい。

恐怖を感じるものと、感じないものがある。
恐怖を感じないものもには、2つの種類があって
・すでにやったことがあり、とても簡単だったこと
・自分のコンフォートゾーンを遥かに超えているもので、挑戦してみようとも思わないこと

恐怖がないものは、そこに感情のつながりがないから。
恐怖とは自分を導いてくれるガイド。

恐怖を感じるものは、すぐにはできないかもしれないけれど、何度も繰り返し、洗練していけばできるようになる。
そして、それは自分が自分自身にかけている制限の場所に気づき、それを超えるためにすべきこと、自分を最大限に成長くれるものである。
もし成長を望むのなら、自分のコンフォートゾーンを抜け出さなければならない。

Dan Edwardes

パルクールやフリーランニングという驚異的な身体動作の分野で、多数の賞を獲得した国際的な団体『Parkour Generations』の創始者Dan Edwardes氏が、Podcast番組『Love Your Career』で、恐怖について語られていた。
このDan氏が、6月6日(金)〜8日(日)福岡県筑紫野市にある AbilityParkou@CHIKUSHIへ来日が決定。「A.D.A.P.T.(Art du Déplacement And Parkour Teaching) Level1 Course 」が開催される。
その通訳を担当させてもらうことになり、只今パルクールについて勉強中。

Dan氏が出演されていたPodcastを聞いてたら、パルクールとはとても精神性に重きを置くものだという事を知った。
わたしは、パルクールは『様々な障害物があるところを、走ったり、飛んだり、乗り越えたりすることで、人間が本来持っている運動能力を自然に引き上げるトレーニング』という認識しかなかった。でもDan氏のお話から『移動動作と挑戦を活用して身体と心と思考を鍛錬すること』という事を知り、更に楽しみだ。

そういえば、はじめてヘッドスタンドをした時に、怖くて自分ができるはずがないと思っていたけれど、一度失敗して転がったら、想像していたよりも怖いものではなくて、それからできるようになった。
できなかったアーサナやエクササイズができるようになっていく過程で、自分自身に対する概念の書き換えが何度も自然と起こっていった。
この「自然と起こる」というのが運動の素晴らしいところだと思う。

教育のすべての目的は、個人を目覚めさせることである

クリシュナムルティ

A.D.A.P.T.Qualifications の教科書に、このクリシュナムルティの言葉が書いてあった。
Dan氏は若い頃にクリシュナムルティの本に出会い、クリシュナムルティの哲学や考えが自分の人生を形作ったと話されていた。
Dan氏の人生が、パルクールそのもののように、そんなことがあるのか、というような信じられない事で溢れていて、お会いして聞いてみたい事がたくさん。
若い人達が、Dan氏のような人生を歩まれている方に出会うのはとても刺激になるのではないかと思う。興味がある人にはぜひ参加して欲しい。
お申し込みはこちらから→「A.D.A.P.T.」

ヨガ以外の通訳はしたことがないので、恐怖を感じるけれども、開催日までパルクールと英語の勉強をしっかりしよう。
自分のコンフォートゾーンを抜け出せますように。

2025-11-02 | Posted in 未分類Comments Closed 

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