ぽつぽつぽつと
ぽつぽつしたものが好きです
書道全集の南北朝のところが
面白くなかったので
他のものを見てみようと
開いたのが
高村光太郎のものでした
本を開いた時に
ハッと心が動きました
ぽつぽつ感がたまらない
どんな人だったのだろうと
『人』を感じる書でした
書について
支那人と日本人とは、
書に対する考へ方を異にするやうだ。
支那人はあくまで書を術と技とを尊重し、
書を独立した一個の芸道と考へているらしい。
それ故支那人は常に習字を大切にする。
大抵の支那人の書は書いた人を離れて
ともかく書として独立している。
日本人は主として書を人格の鏡として尊重する。
筆技を超えた処に
常に力点を置く傾きがある。
それ故日本人は
概して習字を大切にしない。
随分下手な書でも其れを書いた者の
人物が直接に出ている事を喜ぶ。
書法の衣裳を纏わないものに
却ってこころをひかれる。
あまり上手い書を内心低く
考える者さへ居るのである。
支那人の書にはどうかすると
一杯くはされる事もあるが
日本人の書は欺き得る能力を
まづ持っていないと言える。
書の究極は人物に帰する。
ただ此所にも昔ながらの
アポロ的な道とデイオニソス的な道とが
存在する。
ー高村光太郎
感じたことが
説明してあって
とても納得しました
アイアムジャパニーズ
高村光太郎は
書を理解出来たら
全ての事を理解出来ると
言っていたそうです
芸術に触れることの
大切さがやっと分かってきました
どうぞ
#デイオニソスってなんだ
#ぽつぽつした蕎麦は嫌いです
2019-04-24 | Posted in Blog | Comments Closed